"女性サンマル乗りは見たことがない"—26年ベテランも驚愕のS30Z女性オーナー誕生、旧車界に新風吹き込む

第二次流行のきっかけとなった「湾岸ミッドナイト」で"悪魔のZ"として恐れられた伝説の日産フェアレディZ S30Z。

そんな昭和の名車を若い女性が手に入れた瞬間を収めた動画が、カー系YouTubeで話題になっています。

伝説の「悪魔のZ」に魅了された女性オーナー

動画主の「なる」さんは、湾岸ミッドナイトに影響を受け、ヤフオクで見つけたS30Zを手に入れました。納車の瞬間を収めた動画では、彼女の緊張と高揚が画面から伝わってきます。

「まさかこんな激渋なZを選ぶとは！クリーム系の色が可愛いですし、凄く良いと思います！」

という声に代表されるように、若い女性が選んだクルマとしては意外性バツグンの選択が、多くの視聴者の共感を呼んでいます。

「S30Z激シブ！！昭和の旧車を買うとは凄い根性ですね」

「女の子って度胸がありますね」

という反応からは、彼女の大胆な選択に対する驚きと尊敬の念が伝わってきます。

現代のインジェクション式エンジンと異なり、キャブレター式のS30Zは独特の操作が必要です。

エンジンの始動方法やチョークの扱いに戸惑う姿は、現代の若者には珍しいシーンかもしれません。

「ウィンカーの付け方とかバックのやり方とか聞いてるのを見て正直「？？？？？」ってなった」

という正直な感想も。しかし、その様子を見た経験者からは、始動のコツや維持方法についての親切なアドバイスが数多く寄せられています。

「以前乗っていました。冷間始動時はソレックスの場合、チョークの代わりにアクセルを３回ぐらい「勢いよく」踏みます...」

というように、S30Z経験者からの具体的なアドバイスが最も「いいね」を集めており、旧車オーナー同士の温かいコミュニティが垣間見えます。

S30Zに詳しい視聴者からは、具体的なアドバイスだけでなく、今後の維持についての心配の声も多く寄せられています。

「乗る車についてもっと知識を身に付けられた方が良いと思います」
「信頼できる主治医を早めに見つけてください」

といった声は、旧車の難しさを知る先輩オーナーならではの親切心でしょう。

「暖機は15分も要りません(逆に良くない）。３～5分ほどアイドルで回して、そこからゆっくり走って実負荷でエンジンやミッションを暖めてあげてください」

このような具体的なアドバイスは、新オーナーにとって非常に価値ある情報です。

「現役サンマル乗りです。女性でサンマル選ぶなんて凄すぎます！26年間乗り続けていますが、未だに女性のサンマル乗りに出会ったことがありません」

という書き込みは、女性のS30Zオーナーが非常に珍しいことを物語っています。

「女の子が旧車のってるのカッコ良すぎる」という賞賛の声も多く、男性が多いカーマニアの世界での新しい風として歓迎されているようです。

動画では、S30ZにBluetoothオーディオが装備されていることに驚く視聴者もいました。

「Bluetoothがあるのは現代的😮新車当時のオーディオは8トラックカセットだったはずですから」

という書き込みは、古いクルマに現代の便利さが融合している面白さを指摘しています。

昭和の名車に現代のテクノロジーが加わり、実用性が向上している点は、旧車ファンにとっても興味深いポイントのようです。

「湾岸ミッドナイト」で描かれた"悪魔のZ"に憧れて実際に手に入れるという夢を実現させた「なる」さん。

彼女が伝説の名車とともに、どんな走りを見せてくれるのか、多くの視聴者が次回の動画を心待ちにしていることでしょう。