エンタメ&バラエティ
天才の盲点?東大医学部出身の頭脳王が挑んだ"バター発明"の驚きの結末
2025年5月2日
驚くべきことに、東大医学部出身で司法試験、医師国家試験、公認会計士試験に合格した「頭脳王」河野玄斗さんでも、知らないことがあります。
「バターを発明しないと出られない部屋」という挑戦に臨んだ河野さんの姿が、290,000回以上の再生回数を記録している動画で公開されました。
この動画が注目を集めている理由は明白です。幅広い分野で深い知識を持つ人物が、意外にも「バターの作り方」という日常的な知識に挑戦する様子は、多くの視聴者の好奇心を刺激しています。
「どうやって知識つけてたら『バターの作り方』だけが欠落した完璧人間ができるんだ」
というコメントが1,200以上の「いいね」を集めているように、この状況のユニークさが視聴者の心を掴んでいます。
バター発明への道 - 試行錯誤のプロセス
初期の仮説形成
河野さんは与えられた材料(牛乳、パン、調味料)を前に、まず科学的アプローチで問題に取り組みます。
「バターってそもそも脂肪分だもんな。だから牛乳から脂質をいかに分離するか」
と、問題の本質を素早く見抜きます。
最初に思いついた方法は、豆腐づくりからヒントを得た化学的分離でした。塩に含まれるマグネシウムイオンを使って牛乳のタンパク質を固める試みですが、これは成功しませんでした。
温度変化を利用した実験
次に河野さんは温度変化を利用した実験に移ります。
「温めれば水分が飛んで脂肪分が残るし」
という仮説のもと、強火と弱火の2パターンで加熱実験を実施します。
この過程で興味深い副産物が生まれました。強火での加熱では「湯葉」のようなものが、弱火では「チーズ」のような固形物が形成されたのです。
河野さんは
「弱い接着剤からポストイットが発明されたみたいなセレンディピティー(偶然の発見)を感じる」
と述べています。
冷却実験とムペンバ効果
バター作りの過程で河野さんは「ムペンバ効果」という物理現象にも言及します。これは「一旦温めたものを冷やす方が早く凍る不思議な効果」とのこと。しかしこの方法も期待した結果には至らず、「アイス」のような別の食品が生まれました。
解決への突破口 - 思考の転換
パッケージの情報から得たヒント
実験が行き詰まる中、河野さんは牛乳パッケージの記載に重要なヒントを発見します。
「ノンホモ牛乳は脂肪球を細かく砕いていません。クリームがくることがありますのでよく振ってからお飲みください」
という文言でした。
この情報から、「脂肪が細かく砕かれていない」ことがポイントだと気づきます。
物理的アプローチの成功
最終的に河野さんは牛乳を「振る」という物理的アプローチを試みます。
「脂肪分を分離させるっていう意味で言うと遠心分離とかあるから」
という発想から、容器に入れた牛乳を人力で激しく振り続けたのです。
驚くべきことに、この単純な方法が成功します。
振り続けた牛乳の中に固形物が現れ始め、最終的にはバターらしき物質が形成されました。河野さんがそれをパンに塗って食べると「これバターだ」と確信に至ります。
視聴者の反応と学びのポイント
この動画はただのバター作りのチュートリアルではなく、問題解決のプロセスを示す貴重な例として多くの共感を得ています。
視聴者からは以下のような反応がありました。
- 「知識面だけじゃなくて、それらをいかに応用するか、試行錯誤するかっていう部分で学ぶべきことが沢山あっていい動画だな」
- 「知識が頭に入ってるのすごいし、試行錯誤する様子はなかなか見れなくていい企画」
- 「どんな問題にでも自分の持っている知識フルで利用して解決していくのがすごすぎる」
これらのコメントは、この動画が単に「バターの作り方」を教えるだけでなく、問題解決の思考プロセスを可視化した点に価値を見出していることを示しています。
なぜこの実験が教育的価値を持つのか
河野さんのバター発明プロセスから学べる重要なポイントは以下の通りです:
- 知識の応用力 - 様々な分野の知識(化学、物理学、食品科学)を実際の問題解決に活用する能力
- 仮説検証サイクル - 仮説を立て、実験し、結果を分析して次の行動を決める科学的アプローチ
- 失敗からの学び - 失敗した実験からも新たな発見(チーズやアイスの形成)を得る姿勢
「こういう企画まじでサムネみただけで惹かれるよね」
というコメントが表すように、この「発明」シリーズは視聴者の知的好奇心を刺激する優れた教育コンテンツとして評価されています。
この記事をシェアする: