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思わず他人に教えたくなる、知る人ぞ知る袋麺の意外すぎる実力
2025年4月26日
料理家リュウジさんの「知らないんだけど」という一言から始まった動画が、思わぬ感動の渦を巻き起こしています。
発売から45年、ある地方では当たり前のように愛され続けてきた一つの袋麺。初めて口にした瞬間、「アレンジなしでこんなにうめぇのか?」と驚きの声を上げた評価に、視聴者からは「自分のことじゃないのに誇らしい」という反応が続出。
なぜこの袋麺がここまで愛され、そして今、全国で再評価されているのか。その魅力と、思わず伝えたくなる「推し袋麺」の正体に迫ります。
思わず声が出る"袋麺とは思えない味"の正体
袋麺といえば、手軽さと引き換えに本格的な味は諦めるもの。そんな常識を覆すような反応が動画内で次々と飛び出します。
初めての一口で「うわあうまい」「全然違う」「これ本当にアレンジなしなの?」という驚きの声。
特に豚骨の風味の強さと麺の食感に対する評価が高く、「今まで食った袋の豚骨の中で1番」という声も。
この袋麺の名は「うまかっちゃん」。九州、特に福岡を中心に愛され続けてきたハウス食品の商品です。
名前の由来は博多弁で「美味しい」を意味する「うまか」に「ちゃん」をつけたもの。しかし単なる愛称ではなく、「うまかっちゃん!!!」=「美味しいんよ!!!」という"勢い"を表現したネーミングだと地元の人々は語ります。
その魅力は5種類の味のバリエーションにも。
「博多からし高菜風味」
「熊本香ばしにんにく風味」
「黒豚とんこつ鹿児島焦がしねぎ風味」など、
各地の特徴を取り入れた展開に試食者も驚きを隠せません。「どこにもない味を作りやがって」と舌を巻くほどの独自性を持っています。
意外な食べ方の発見!愛好者が教える"最高の一杯"の作り方
袋麺の味を左右する重要なポイントは水の量。「うまかっちゃん」愛好者からは「500ccより450ccで作った方がうまい」という声が。実際、動画でも水分を少なめにした方が「全然違う」「うまい」と評価が上がる様子が見られました。
地元民からは
「水少な目で卵と一緒に煮るのが好き」
「卵をかき卵にするのがうちの定番」
といった食べ方のバリエーションも。そして驚くべきは「残った汁にご飯とネギ!」という締めの楽しみ方。一つの商品から複数の楽しみ方が生まれる奥深さが、45年の歴史を支えてきたのかもしれません。
価格も魅力の一つ。動画内では5パックセットで655円、1袋あたり約120円という手頃さが紹介されています。コスパに優れた食品として、学生や単身世帯にも選ばれる理由がここにあります。
袋麺以上の存在感!共有される記憶と郷愁
驚くべきは、この袋麺が単なる食品を超えた存在として多くの人の心に刻まれていること。
「土曜日半ドンで学校終わったら、うまかっちゃん食いながら新喜劇見る。これが九州のリアル」
という思い出話や、
「大学時代母親が月に一回うまかっちゃんを一箱送ってくれていました」
という遠く離れた地で故郷を感じる瞬間まで。
「東京に出てきた時、ドン・キホーテにあったうまかっちゃんにどれだけ心を救われたことか…」
というコメントからは、見慣れた食品との再会がもたらす安心感も伺えます。ただの袋麺ではなく、成長過程の思い出や地元との絆をつなぐ媒体としての役割も果たしているのです。
さらに興味深いのは、
「約30年前うまかっちゃんを製造してました〜!動画に取り上げてくれた事も嬉しかったですが、めっちゃ褒めてくれて自分の事のように嬉しかったです!」
という元製造担当者のコメント。作り手の誇りが、45年という長い歴史を支えてきた一因とも考えられます。
隠れた名品から全国区へ!広がる認知と新たな出会い
「うまかっちゃんを知らないということに驚きでした!」
という九州出身者の声が多い一方で、認知度は着実に広がっています。九州周辺の山口県では「幼い頃からめちゃくちゃ食べてました」、四国でも「普通にバンバンCM流れてるし、全国で売ってるもんだと思い込んでました」という声も。
興味深いのは「沖縄でもうまかっちゃんは定番です!」というコメント。地理的には離れた沖縄にも根付いている様子が伺えます。
動画のコメント欄は「九州愛で溢れ」た状態に。
「コメント欄が九州愛で溢れてて最高」
というメタな反応も見られ、地域の枠を超えた共感の輪が広がっています。
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